こんにちは、霧島もとみです。
塾に行かなくても大学受験は十分に可能です。
自学だけで難関大学に現役で合格した僕が言うので間違いありません。
受験結果
・東北大学工学部 合格
・早稲田大学理工学部 合格
・大阪府立大学理学部 合格
・東京工業大学 不合格
東京大学や京都大学の名前があればもっと凄いのかもしれませんが、東北大学・早稲田大学という適度な難関大学感が説得力あるのかなあと思っています。
どうしたら塾に行かずに、自学で難関大学に合格することができるのでしょうか?
この記事では、僕が自学で取り組んだ大学受験の戦略・戦術の概要を紹介します。
僕の受験当時の基本スペック
・地元の市立中学校卒業。
・地元の県立高校。県内の公立高では1位・2位を争う、伝統のある進学校。
・本格的に受験勉強を開始した高校2年生当時の成績は、学年で真ん中より下。
目次
1 志望校を決める
・どの大学に行きたいかを考える
・イメージでも何でもいい
ゴールを決めなければ戦略は立てようがありません。
そこで、まずはゴールとなる志望校を決めました。
地方在住の高校生としては、県外の大学に行きたいというのが一番大きかったです。
県外の大学受験といえば思い浮かぶのは東大・京大でしたが、過去問を見たときに全く解けるイメージが湧かず相当な努力量が必要になる気がしたこと、また、そこまでして東大・京大に行きたいという情熱も無かったことから、目標から外しました。
次に、当時は宇宙とか航空とかがカッコイイと思っていたので、航空宇宙と名のつく学科がある大学を探しました。
そこで見つけたのが東京工業大学でした。
そこそこの難関大学で工学部ではトップクラスの大学らしいこと、東京にあること、マニアックな研究をやってそうで面白そうなことから、ここを志望校にすることに決めました。
割と適当な感じでしたね。
そして当時の成績からは「そんな大学無理じゃん、何考えてるの?バカなの?」と言われるようなレベルでした。
でもまあ、イメージでも何でもいいと思います。まずは決めること。
とにかく決めれば、次のステップに進めますので!
2 逆算で計画を立てる
・受験日をゴールにして、残りの時間を把握する
・それまでに自分が習得する分量を把握する
・割り算で1日の学習量を把握する
僕が志望校を決めたのは高校1年生の終わり頃です。
なので残りの時間は約2年間でした。割と長い期間がありましたね。
ところで僕の学力は、高校受験の頃で完全にストップしていました。
授業にはそこそこついて行けていましたが、学校では平均以下。志望校の東京工業大学には全く太刀打ちできないレベルでした。
つまり、高校1年〜3年の内容を全てやり直さないといけない状態だったんですね。
やるべき分量は実に、高校3年分。
分量を期間で割り算すると、3÷2=1.5。
単純な計算です。
具体的には教材が決まってからになるので、この時点では「3年を2年でやる」ことを把握できたのでOKでした。
3 教材を決める
・目標に対応した問題集、参考書を選ぶ
自学をするためには教材が必要です。
そこで次に行うのが、教材選びです。
ここが肝心です。なぜなら目標=志望校に対応した教材、つまり問題集や参考書を選ばないと、無駄な努力に終わってしまうからです。
僕の場合は、志望校が準トップレベルの大学だったので、基本的には「一番難しいレベル」の教材を選べばOKでした。
それでも種類はかなり多いです。どれを選ぶのかが運命の分かれ道と思うと、なかなか決めることが出来ませんでしたね。
以下、僕の教材選びの方法です。
各教科ごとに1冊を極めることにした
まず決めたのはこれです。
問題集や参考書は各出版社からもういろんな種類が出ています。
やれば力が付くよ!志望校に行けるよ!と誘惑してきます。
多くやったほうが合格の確率が上がるのではないか?という迷いも生まれます。
でも僕は、3年分を2年で学ばないといけない状況でした。
時間的に何冊も勉強するのは無理でした。
それに出来るだけラクして勉強したいという気持ちもありました。
そこで、1教科ごとに1冊の問題集を選び、それをマスターすることにしました。
一蓮托生の覚悟で選ぶ
ここから迷いとの戦いが始まりました。
1冊だけで大丈夫なのか?
本当にその問題集で大丈夫なのか?
頭の中がグルグル回り、意識はふわふわして、視界が歪みそうでした。
このままではダメだ。
僕は気持ちを整えました。
自分がこれと決めた問題集で駄目なら、それは自分の責任だ。
選んだ問題集と一蓮托生しよう。
そう腹を括ることで、覚悟が決まりました。
装飾は少なく、問題が良質なもの、解説が充実しているもの
こうなると問題集はただの教材ではありません。
自分の受験の合否を左右する存在ですから、いわば相棒、バディです。
必死で選びました。
まずカラーで装飾が派手なものは、ちょっと見掛け倒しなような気がして避けました。
重視したのは、問題が良質なものと、解説が充実しているものという2点です。
問題の質は、受験の結果にそのまま繋がります。
解説が充実していないものは自学には向いていません。
そうして僕は教材を選ぶことができました。
4 実行する
一定のペースを淡々と継続する
教材が揃えば、あとはペースを決めるだけです。
僕は一通りの教材の分量をチェックして、毎日の勉強量を決めました。
その結果、例えば数学なら「1日2ページ」をやれば良いことが分かりました。
これだけやればいいんだと気付いたとき、とても気持ちが軽くなったことを覚えています。
継続こそ最強
「1日2ページ」と言っても、自分にとっては難しいレベルの問題集ですから、実はそれなりに大変なものでした。
間違った問題の解説に書かれていることが理解できずに、30分以上「なんでこうなるんだろう・・・」とうんうん唸ったこともありました。
でも毎日続けていくことで、気が付けば、それが自分の習慣に変わっていました。
少しのエネルギーで毎日の勉強に取り組めるようになりました。
着々と1日2ページを積み重ねていくことが出来るようになりました。
こうなると最強だな、と思いました。
1日2ページなんてちょっとの事のように思えますが、毎日続ければ、1年で730ページをマスター出来てしまうからです。
受験に対する自信が自然と湧いてきて、とにかく毎日の勉強を継続することにコミットするようになりました。
反復で覚える
僕がすると決めたのは、1教科ごとに1冊の問題集をマスターすることでした。
でもその問題集は自分の学力レベルを越えるもの。
実現するために考えた方法は、反復学習でした。
自分のレベルを超えている問題集だから、最初はほとんど解けません。
考えて考えて、それでも解けない。
そうしたら解説を読んで、解き方を覚える。
翌日同じ問題を解く。そのまた翌日、同じ問題を解く。
これを愚直に反復しました。
そうすると、少しずつですが記憶に解き方が定着していきました。
更に自分独自のコツを掴み、覚える効率もアップさせたことができました。
その後
この勉強法を約2年間続けました。
完璧には実行できませんでしたが、早稲田大学・東北大学に現役合格できましたから、結果にコミットできたと言えるでしょう。
この間、学習塾には通っていません。
全て自宅で(時々図書館で)、自分で勉強した成果です。
自学でもやれます。
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